2018年1月24日水曜日

ジャックxダクスター

少年が駆け回るっ!!
ジャングルを、火山を、孤島を、海中遺跡をっ!!
肩にイタチを乗せてっ!!


ジャックxダクスターとはつまるところそんなゲームである。
2001年に発売されたPS2の米ゲー、開発はノーティドッグ。

舞台は自然エネルギー「エコ」が宿る原始文明世界。
古代プリカーソル文明の超技術を活用し、この世界の人々は気ままに生活をしている。
そんなエコの一つ「緑のエコ」の研究者であり「緑の賢者」セイモス・ザ・セイジィの下で修業する二人の若者、ジャックとダクスター。
彼らは師が立ち入りを禁じたミスト島に小冒険へと出かけるが、そこでは何やら良からぬ者たちがひそかに蠢き始めていた...

というのが簡単なあらすじである。
その後、なんやかんやでダクスターはイタチになり、二人は闇の力「ダーク・エコ」に立ち向かっていくのだ。

詳しくはオープニングムービーでも見て欲しい。



そんなゲームだが、これがなかなか。面白いったら面白い。
アクションの切れ味は抜群、スピード感も良い。
なにより「冒険してる感」がびんびんにある。少年の心(すでに殆ど失われた)がかき立てられる。

正直、本当に少年だった小学生当時の僕には難易度が高くだいぶ苦戦した。
その後何回か遊びなおしたが、大人ならわくわくする程度のストレスのない難易度だと思う(ゲーム慣れしていない人はだいぶ大変だと思う)

やはり体力が3つ(緑のエコを最大チャージしても4つ)しかないので、適度に緊張感が保たれてよい。これが体力1つだと即死ゲーになるし、体力が多すぎると簡単すぎて強行突破しがちだ。
3つくらいがちょうどいい。

基本的には数あるミッションを自由にこなしてプリカーソルを集めているうちに、いつの間にか次のステージへと進めている。ストーリーを楽しむなら、とりあえず手の付けられるミッションからこなしていけるので、ここもストレスフリーだ。

最初から最後までジャックのアクションが増えたり、攻撃力が増したり、体力が増えたり、という成長はない。だからその分、自分の成長が目に見える。気持ちいい。

キャラクターは洋ゲーらしいデフォルメとクセの強い性格(大体性悪)で、世界にするっと入り込んでいける。変に気取った「良い」キャラクターもいないし、みんながみんな等身大な感じが素敵だ(これはラブデリックにも通じる)。
クラッシュ・バンディクーやバンジョーとカズーイが好きな人には絶対受けるはずだ。


さて、思い出補正も入ってべた褒めしたこのゲームだが、欠点はないかと言えば、ものすごい欠点がある。

ゲームを起動してタイトル画面が表示される、早くプレイしたい!!
と思って〇ボタンを連打する。
すると、何故か最初のオープニングムービーが流れる。

実はこのゲーム「さいしょからはじめる」が毎回一番上に表示されるのだ、
そのため、〇ボタンを連打していると最初からゲームが始まることになる。
まぁそれは良い。いや、普通は良いはずだ。リセットすればいいのだから。

最悪なのは、「さいしょからはじめる」を選択してムービーが流れるまでの間に自動セーブがされるのだ!!
つまり、ムービーが流れ始めた時に選択間違いに気が付いても、すでに手遅れ
今まで頑張ったセーブデータは上書きされゼロからのスタートになってしまう!!

...僕が全クリまでに一体何回データを飛ばしたか分からない。
オープニングムービーが流れた瞬間にうなだれ、そのままPS2の電源を落としてしばらくゲームに触れなくなるほどのダメージがある。
これからプレイしようという方は、本当に注意してほしい。

追伸:

噂によるとPS4版も出ているらしい。
大ファンとしては改善されていることを願うばかりだ。


みんなが好きなゲームの話
ちびロボ!
サルゲッチュ

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