2017年12月14日木曜日

サルゲッチュ

今年も残すところ僅かとなった。
今年は自分にとって3回目の酉年であったため、年男としての重圧に負けそうになったが、無事に年男を務めきったことを褒め称えてくれても構わない。
酉年生まれの名に泥を塗らぬように慎重に行動していたため、特に何もしないままに2017年は終わろうとしている。僕の一年という尊い犠牲のもとに酉年の名誉は守られた。

ところで干支といえば、去年、僕がずっと情報公開を待ち続けたゲームがある。

「サルゲッチュ」である。

申年なのだから、ついに待ちに待った新作が公開されるだろう。いや公開されるに違いない。公開されると告知もあった気がする(そんなものはない)。いつ公開されるのだろう。
首を長くしているうちに2016年が終わったため、僕の首は伸びきり、何の獲物も咥えないままに巻尺のように5等身の身体へと引き戻された。

「サルゲッチュ」は初代プレーステーション(何もつけずにプレーステーションと言えば初代を指すと思うのだが、聞き返されることが多いため、不服ながら初代とつける)で発売された「サルを捕まえる」という至極単純なゲームである。
もっと詳しく言えば、ピポヘルというヘルメットを被ったせいで知能の上がったサル「ピポサル」を捕まえるゲームである。
プレーステーション世代では「パラッパラッパー」や「どこでもいっしょ」、「クラッシュバンディクー」と並ぶ立役者的なゲームで、マクドナルドのハッピーセットでもピポサルのおもちゃが貰えたような記憶がある。
(以上のゲームが分からない方は世代が違う可能性が高い)

これだけプレステのサルゲッチュを推していたところで申し訳ないのだが、自分はプレステ2の「サルゲッチュ2」からの中途入学者である。
にわかだと思って石を投げてもらって構わない。

サルゲッチュ2は当時の自分には少々難易度が高く、全クリまでには割と根気が求められた(初代サルゲッチュよりは簡単らしいが)
サルゲッチュはそこからさらに広がり、「サルゲッチュ系統」と「サルバト~レ系統」に分かれていくことになる。
(サルバト~レの発売は2004年の申年である)

どちらの系統にも言えるのだが、サルゲッチュは細かいところが凝っている。
サルのプロフィールの全てに笑いを仕込んでいたり、ミニゲームの難易度がやたら高かったりする。
なんというか「おまけ要素」への力の入れ方がものすごい。

サルバト~レではキャラごとにプレイ成績でおまけムービーが手に入るのだが、それもそのキャラクターに合った世界観のショートムービーが作られていて、日常風、サイバー風の他、実写ムービーまである(当時は儲かっていたのかもしれない)
中でも自分が好きなのはピポトロン(正体不明のピポサル)ストーリーで入手できる「アメコミ風」ショートムービーである。サスペンス?ホラー?な要素が入れられたムービーに、まだ当時小学生だった僕はノックアウトされ、その後の人格形成に大きな影響が生じた。

というわけでニコニコのリンクを貼っておくので是非それだけでも見てほしい。

余談になるが、サルバト~レの4人対戦を友人と究めすぎた結果、「ゲームバランスが悪すぎる」という理由で勝負にならない事態に陥った。
しかし中々に面白いので、気になる方はサルバト~レを入手し、プレ2コントローラを4つ用意し、プレ2のコントローラ分岐パッドを準備して是非プレイしてほしい。

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